建設業のヒヤリハット事例④
◇移動式クレーンの荷下ろしの際に、ジブを伏せたときにクレーンが転倒し、ジブが作業者に当たりそうになった。
業種:建設業
作業の種類:移動式クレーン
ヒヤリ・ハットの状況
ビル建設工事において、移動式クレーン(吊り上げ荷重25トン)で鉄骨を吊り、荷下ろし場所で荷を下ろそうとジブを伏せたときに移動式クレーンが転倒してジブが作業者に当たりそうになった。移動式クレーンのオペレーターは逃げて無傷だった。
原因:
・建設会社は吊るべき鉄骨の重量は把握していたが、経費を抑えるために必要な能力よりも小さなクレーンを使用したこと。
・クレーンのオペレーターが過負荷防止装置を無効化して、能力以上の荷を吊ったこと。
対策:
・元方事業場は、関係事業者が発注仕様に比して小さなクレーンを工事現場に持ち込んでいないか確認すること。
・過負荷防止装置を無効化していないかパトライトを確認すること。
出典:厚生労働省ホームページ 職場のあんぜんサイト:労働災害統計 (mhlw.go.jp)
ヒヤリ・ハット事例集より一部抜粋
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