大型ソーラーパネル工事で高さ13mの箇所で作業中、足を掛けていた鉄骨または根がらみから足を滑らせ地上まで墜落して死亡
【労災概要】
4名の作業員で大型ソーラーパネル建造物裏側の鉄骨の塗装前準備作業(養生)を行っていた。被災者は高さ13mの仮設足場とソーラーパネルとの間の開口部(115cm)の箇所で養生作業を実施中、足を載せていた鉄骨(幅5cm)または根がらみ(径4.8cm)から足を滑らせて地上まで墜落し、脳挫傷のため死亡した。
【原因】
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
作業する床に落下防止網を張り、労働者に安全帯を使用させるなどの墜落防止措置を講じず、本来足を載せる箇所でない鉄骨及び根がらみの上に足を載せて養生作業を行ったこと。
【対策】
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
作業する床の下に落下防止網を張り、労働者に安全帯を使用させるなどの墜落防止措置を講ずること。また、作業床を設置し、鉄骨や根がらみに足を乗せて体を支えるような無理な姿勢の作業をなくすこと。
【業種】
その他の建築工事業
【被害者数】
死亡者:1人
出典:厚生労働省ホームページ 職場のあんぜんサイト:労働災害事例 (mhlw.go.jp)