建設業の労災事例

建設業のヒヤリ・ハット事例⑤

   

◇下水道の補修工事中に、大量の水が流れてきて流されそうになった

業種:建設業

作業の種類:下水道補修工事

ヒヤリ・ハットの状況

下水道内の補修工事を行っていたところ、急に大量の水が流れてきて、慌てて地上に退避を始めたが、作業者5人のうち最後の1人が流されそうになった。マンホールのはしごにつかまって何とか全員が退避することができた。

 

原因:

・上流地域に突発的・局地的な豪雨(ゲリラ豪雨)が降り、雨水が下水に流れ込んだこと。

・工事現場の天気だけで判断して作業を始めたこと。

対策:

・「局地的な大雨に対する下水道管渠内工事等安全対策の手引き」(平成20年基安安発第1010002号)を参考に、気象情報の入手、施工計画書への安全管理の明記、工事等の中止基準の設定、安全器具の設置などを定め実施する。

・全員が余裕をもって退避できるような退避基準とすること。

 

出典:厚生労働省ホームページ 職場のあんぜんサイト:労働災害統計 (mhlw.go.jp)

ヒヤリ・ハット事例集より一部抜粋

 

労災事故が起こった場合の労災申請に関して、ご不明点がありましたらお気軽にお尋ねください。

その他労務相談等お困りごとがございましたら、当団体運営の札幌・東京の社会保険労務士法人 Aimパートナーズ (aimgroup-sr.com)へ是非ご相談ください。

 

本日も無事故で一日を終えられますように。

 

 

 

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令和7年の死亡災害報告速報値

   

令和7年1月1日から9月末までの業務災害での死亡件数の累計値をご紹介いたします。

 

【件数】

全国での建設業の災害死亡件数は、計156件です(北海道は、うち12件)。

 

【原因】

その中で最も多い起因は墜落・転落で65名の方がお亡くなりになっており、建設業の災害死亡の約36%と占める結果となっております。次に多い起因は、「崩壊・倒壊」、「はさまれ・巻き込まれ」、「激突され」がそれぞれ14~16名の方の起因となっております。

 

【年代】

一番多いのは、50~54歳で23名、次に60~64歳で21名、55~59歳・70~74歳ではそれぞれ18名の方が業務中にお亡くなりになっております。

 

その他、起因となった機械や道具等、厚労省のホームページにて数値の公開がされておりますのでご覧ください。

出典:厚生労働省ホームページ 職場のあんぜんサイト:労働災害統計 (mhlw.go.jp)

「労働災害発生速報値、死亡災害報告速報値」参照

 

労災事故が起こった場合の労災申請に関して、ご不明点がありましたらお気軽にお尋ねください。

その他労務相談等お困りごとがございましたら、当団体運営の札幌・東京の社会保険労務士法人 Aimパートナーズ (aimgroup-sr.com)へ是非ご相談ください。

 

札幌も本格的な冬が近づいてまいりました。

ご自身の安全を第一に、一日を終えられますよう

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