建設業の労災事例

令和7年の死亡災害報告速報値

   

令和7年1月1日から9月末までの業務災害での死亡件数の累計値をご紹介いたします。

 

【件数】

全国での建設業の災害死亡件数は、計156件です(北海道は、うち12件)。

 

【原因】

その中で最も多い起因は墜落・転落で65名の方がお亡くなりになっており、建設業の災害死亡の約36%と占める結果となっております。次に多い起因は、「崩壊・倒壊」、「はさまれ・巻き込まれ」、「激突され」がそれぞれ14~16名の方の起因となっております。

 

【年代】

一番多いのは、50~54歳で23名、次に60~64歳で21名、55~59歳・70~74歳ではそれぞれ18名の方が業務中にお亡くなりになっております。

 

その他、起因となった機械や道具等、厚労省のホームページにて数値の公開がされておりますのでご覧ください。

出典:厚生労働省ホームページ 職場のあんぜんサイト:労働災害統計 (mhlw.go.jp)

「労働災害発生速報値、死亡災害報告速報値」参照

 

労災事故が起こった場合の労災申請に関して、ご不明点がありましたらお気軽にお尋ねください。

その他労務相談等お困りごとがございましたら、当団体運営の札幌・東京の社会保険労務士法人 Aimパートナーズ (aimgroup-sr.com)へ是非ご相談ください。

 

札幌も本格的な冬が近づいてまいりました。

ご自身の安全を第一に、一日を終えられますよう

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建設業のヒヤリハット事例④

   

◇移動式クレーンの荷下ろしの際に、ジブを伏せたときにクレーンが転倒し、ジブが作業者に当たりそうになった。

業種:建設業

作業の種類:移動式クレーン

ヒヤリ・ハットの状況

ビル建設工事において、移動式クレーン(吊り上げ荷重25トン)で鉄骨を吊り、荷下ろし場所で荷を下ろそうとジブを伏せたときに移動式クレーンが転倒してジブが作業者に当たりそうになった。移動式クレーンのオペレーターは逃げて無傷だった。

 

原因:

・建設会社は吊るべき鉄骨の重量は把握していたが、経費を抑えるために必要な能力よりも小さなクレーンを使用したこと。

・クレーンのオペレーターが過負荷防止装置を無効化して、能力以上の荷を吊ったこと。

対策:

・元方事業場は、関係事業者が発注仕様に比して小さなクレーンを工事現場に持ち込んでいないか確認すること。

・過負荷防止装置を無効化していないかパトライトを確認すること。

 

出典:厚生労働省ホームページ 職場のあんぜんサイト:労働災害統計 (mhlw.go.jp)

ヒヤリ・ハット事例集より一部抜粋

 

労災事故が起こった場合の労災申請に関して、ご不明点がありましたらお気軽にお尋ねください。

その他労務相談等お困りごとがございましたら、当団体運営の札幌・東京の社会保険労務士法人 Aimパートナーズ (aimgroup-sr.com)へ是非ご相談ください。

 

本日も無事故で一日を終えられますように。

 

 

 

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