建設業のヒヤリ・ハット事例⑤
◇下水道の補修工事中に、大量の水が流れてきて流されそうになった
業種:建設業
作業の種類:下水道補修工事
ヒヤリ・ハットの状況
下水道内の補修工事を行っていたところ、急に大量の水が流れてきて、慌てて地上に退避を始めたが、作業者5人のうち最後の1人が流されそうになった。マンホールのはしごにつかまって何とか全員が退避することができた。
原因:
・上流地域に突発的・局地的な豪雨(ゲリラ豪雨)が降り、雨水が下水に流れ込んだこと。
・工事現場の天気だけで判断して作業を始めたこと。
対策:
・「局地的な大雨に対する下水道管渠内工事等安全対策の手引き」(平成20年基安安発第1010002号)を参考に、気象情報の入手、施工計画書への安全管理の明記、工事等の中止基準の設定、安全器具の設置などを定め実施する。
・全員が余裕をもって退避できるような退避基準とすること。
出典:厚生労働省ホームページ 職場のあんぜんサイト:労働災害統計 (mhlw.go.jp)
ヒヤリ・ハット事例集より一部抜粋
労災事故が起こった場合の労災申請に関して、ご不明点がありましたらお気軽にお尋ねください。
その他労務相談等お困りごとがございましたら、当団体運営の札幌・東京の社会保険労務士法人 Aimパートナーズ (aimgroup-sr.com)へ是非ご相談ください。
本日も無事故で一日を終えられますように。
- ■前の記事へ
- 令和7年の死亡災害報告速報値
